結婚したら子どもができて、子供の成長を見守るのが親の幸せ、と思う人が多いですよね。
しかし、結婚したから全員子どもが欲しいと思っているわけではありません。
男女問わず、子どもが欲しいと思えない心理の人もいます。
まわりからは「子ども作らないの?」と何度も聞かれて辛い思いをするかもしれませんね。
子どもを作らない共働き夫婦のことをDouble Income(夫婦2人の収入)、No Kids(子どもがいない)の頭文字をとってDINKs(ディンクス)と言います。
2人が子どもを作らない選択をしたのなら、まわりがあれこれ言う必要はないですよね。
子どもが欲しいと思えない心理はどういうものなのか詳しく見ていきましょう。
人によっていろいろ思うところがあるんですよ。
目次
子どもが欲しいと思えない心理とはどんな思いなの?
子どもが欲しいと思えない心理にはいろいろあります。
結婚=子どもではないんですね。
子どもは「かわいい」だけではありません。大変なことはたくさんあります。
キレイごとだけではやっていけないんです。
だから夫婦2人で生きていく、というのは選択肢の1つだと私は思います。
仕事を優先したい
子どもが欲しいと思えない心理として、仕事を優先したいのは大きな理由です。
女性は子どもができると、どうしても働けない期間があります。
保育園に預けたとしても子どもが熱が出ると休まないといけません。
子どもに合わせて働くとなると条件が出てきます。
- 土日祝が休み
- 8:00~18:00の間(大体)
- 急な休みにも対応してもらえる
土日祝や夜遅くなる仕事の場合だと、夫と調整しながら働くことになりますね。
子どもができて仕事をセーブしないといけないなら作らないでおこう、という心理です。
子どもがいなくても充実している
子どもがいなくて夫婦2人の生活で充実しているなら、特別子どもが欲しいと思わないこともあります。
今の状況で楽しいので、それ以上何も望んでいないということですね。
自分の子ども時代にいい思い出がない
自分の子ども時代にいい思い出がないと、子どもが欲しいと思えない心理になることもあります。
子どもにも苦労させると思うと、そんな思いをさせたくないからそれなら子どもを作らない、という考えになります。
親になる自信がない
親になる自信がないので子どもを作りません。
誰しも自信があって親になるわけではないですが、人以上にやっていく自信がないと子どもが欲しいと思えない心理になってしまいます。
親には責任があります。
自信がない人もいるんです。
子どもが苦手
子どもが苦手だからいらないと思っています。
「我が子はまた違うよ」と言われても、子どもの存在が苦手な人もいるので、どうして接していいのかわからないし、自分が子育てをするイメージもありません。
苦手なのに欲しいとは思わないですよね。
親が苦労したのを見ているから
親が自分を育てるのに苦労したのを見ていると、そんな苦労するぐらいならいらないと子どもが欲しいと思えない心理になりやすいです。
親が苦労している姿を見ると「そこまでして子どもを育てる必要があるのか」と思うのも無理はありません。
自分は苦労したくないし、子どもに苦労をかけさせるかもしれないので子どもを作らないと決めています。
行動が制限されるのがイヤだ
子どもができると行動を制限されるのがイヤで作りません。
- 簡単に旅行に行けなくなる
- オシャレなレストランに入れない
- 気軽に友だちと会えない
- 趣味ができない
子どもができると我慢しないといけないことがたくさん出てきます。
行動を制限されると思うと子どもが欲しいと思えない心理になり、そこまで我慢しないといけないなら子どもはいらないと思う人もいます。
お金が心配
子どもができるとお金がかかるので、お金のことが心配で子どもはいらないという人もいます。
自分たちだけならなんとでもなります。
子どもができたらそうはいきません。
計画的にお金を貯めていかないといけないし、自分のことに自由に使えなくなります。
それなら子どもはいなくてもいいやと、子どもが欲しいと思えない心理になります。
欲しくてもできない
結婚してしばらくは子どもを作ろうとがんばったけどできなくて、もう子どもはいなくてもいいと割り切っている場合もあります。
自然にできると思っていたのにできなかった
不妊治療をしてまで欲しくない
やれるだけのことはやったからもういい
できないとわかったら、夫婦2人でやっていこうと気持ちを切り替えて生活しています。
前向きになっています。
女性はリミットがあるので「義務感」が生まれる
子どもが欲しいと思えない心理だと世間に対して後ろめたさを感じる人も多いようです。
結婚して子どもがいないと、
「子どもはいつ作るの?」
「早いうちに作ったほうがいいよ」
「兄弟姉妹のことを考えるともう産んどかなきゃ」
なぜか子どもを作る前提で話をされます。
結婚したら子どもと考えている人のほうが多いんですよね。
子どもを産むと考えると、その気になった時のいつでもいいというわけではありません。
35歳を過ぎると高齢出産になりリスクが高くなります。
いつでもできると思っていていざ妊活を始めるとできにくい体だった、ということもあります。
40歳を過ぎてから出産している人もいますが、その後の育児のことを考えると、若いうちに産んだほうがいいんですよね。
子育ては体力・気力がいります。
20代30代のうちに産んどかないと、と思うので女性は特に子どもを産むのを「義務」に感じているのかもしれません。
罪悪感を抱くのは女性側
子どもがいなくて罪悪感を抱くのは女性側のほうが多い気がします。
やはり産むのは女性しかできないので、女性の意志で子どもを作らないと「なぜ?」と思われるんですよね。
子どもが欲しいと思えない心理を言うのも、なんだか批判されそうで言えないかもしれません。
まわりは子どもがいる人が多いでしょうし、話が合わなくなっていきます。
子どもがいなくて肩身が狭い思いをするのは女性なんですよね。
作らない理由を説明するのもだんだん疲れてきます。
「なんで作らないの?」と聞かれ続けると、子どもが欲しいと思えない心理がいけないことのように思えてきます。
人がどう思おうと、夫婦で決めて2人が幸せならそれでいいですよね。
夫婦2人のベストな人生を選択するべき
子どもが欲しいと思えない心理でも、パートナーのことが好きで、2人で幸せになりたいと思って結婚するんですよね。
2人が幸せに生きていくために決めたベストな選択が、子どもを作らないことならそれでいいんです。
まわりの人は「なんで?」と言う人もいるかもしれませんが、さらっと流しておきましょう。
子づくりについて夫婦で話ができないと悲しいですね…