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バーでバイトしてた時のお客さんが旦那になっちゃった出会い方エピソード

旦那との出会い

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お酒に弱い私ですが、20代中頃にバーテンダーのバイトをしていたことがあります。

バイトですが週6で入っていました。

バーについてもお酒についてもなーんの知識もなかったけど、ひょんなきっかけで働くようになり一生懸命お酒の勉強をしてマスターが休みの日にお店に立てるようにはなりました。

そこでお客さんとしての出会いを経て今の旦那となっている、旦那との出会い方を書いていきます。

元々そのお店の常連さんだった彼が今の旦那さんになるなんて、働き出した頃の私は思いもしなかったな~。

決してナンパ的な行為があったわけではありません。

バーテンダーとしてバイトしていた私と、お客さんとしてお店に来ていた旦那との出会い方のお話です。

バーでバイトしてた時の旦那との出会い方エピソード

バー

私と旦那の出会い方は、私がバーでバーテンダーとしてバイトをしていたお店です。

スタッフとお客さんとして出会いました。

私が入った時には旦那はすでにそのお店の常連さんで、「新しいバイトが入ったんだな」という印象だったそう。

しかもその時には旦那には彼女がいました。

最初の印象は「ない」

初めてバーでバイトをする私は最初の頃は緊張しまくりで、ガチガチでした。

バーテンダーってお酒を作るだけではなく、お客さんと話をするのも仕事です。

作業をするのもすべてお客さんの目の前だし、話もしながらだし、緊張した毎日でした。

オーセンティック(正統派)なバーだったのでお客さんの年齢層は高く、20代の小娘の私としては話題に苦労することもありましたが、常連さんが優しい人ばかりで楽しく働けていました。

逆に小娘だったからこそ、応援してもらえていたのかなと思います。

常連さんの1人だったのが旦那(以降Mさん)で、「若い常連さんだなー」ぐらいの印象の出会い方でした。私の1コ下なので。

Mさんは「今度のバイトは女性なんだ、がんばれ!」って応援する気持ちだったと後で聞きました。

Mさんは細身で物腰の柔らかいタイプで、私の男性のタイプとしては正直「ないな」と思っていました。

悪い言い方をすると「ナヨッとしている」イメージで男らしく感じなかったんですよね。

とにかく私のタイプではなく出会い方は特に印象のない感じ。

週に何度も来るようになり

Mさんは週に2~3回の頻度でお店に来ており、多い時は数日続けて来ることもありました。

仕事が忙しく、来るのは大体23時過ぎ。

物腰は柔らかいし、他の常連さんと適度な距離感で話をするので安心できるお客さんではありました(男としてはタイプではなかったけど)。

同年代なので話も合いますしね。

たまに0時頃に「1杯だけ飲みに来た」と来て、ほんとに1杯だけ飲んで帰ることがあったんですよ。

「え?もう帰るの?ほんとに1杯!?」と残念な気持ちになったり。

週に何回も来ているので、来ない日が続くと「しばらく来てないな…」と思ったり、ドアが開いて入ってきたのがMさんだとわかると「来た!」と思うようになりました。

なんでかMさんが来るとうれしくなっている私がいる…?

ある時の会話で、「彼女と1ヶ月ぐらい会ってなくて~」と言うMさん。

…ふーん、彼女いるんだ。

「ダメですよー、ちゃんと連絡しないとー」

とアドバイスしながらも「別れるんじゃないの?」と期待してる私。

…なんで期待してるんだろ?

ライブを見に行ったのがきっかけで急接近

バイトを始めて1年が経った頃、Mさんがしているバンドのライブをマスターが見に行くことになりました。

Mさんはバンドをしていて、バンドの練習帰りにお店に来たり、バンドメンバーとお店に来ることもありました。

マスターが見に行ったので、次のライブには「じゃあ私が行きますね」という話になりました。

場所がわからなかったら困るからと、この時に初めて電話番号交換をしました。

若干ドキドキしつつもまだ、お客さんのバンドを見に行く、ぐらいの意識でしかなかったです。

ギャップにやられた

トランペット

ライブ当日は友だちを誘って見に行きました。

Mさんはバンドのトランペット担当。

ライブが始まったら、

スーツ姿でトランペットを吹くMさん

金髪頭でトランペットを吹くMさん

・・・・・めっちゃかっこいいやんか!

普段のナヨッとしている姿とは違いすぎてトキメいたのを覚えています。

「ずるい!」って思ったなー(笑)

この出会い方はずるいでしょw

(惚れてまうやろー!)

夜中にかかってくる電話

ライブ後はもう完全に、Mさんのことが「好き」になっています。

私がバイトの休みの日にMさんが来ていて「昨日来てたよ」と聞くと悔しくて悔しくて、毎日出勤したいと思っていました(笑)

Mさんが来ても、他のお客さんの接客をしていてロクに会話ができないこともありました。

いつ来るかわからないMさんを「今日は来るかな?」と待つようになっていました。

2人の関係が変わっていったのは、ライブに行った後ぐらいから。

時々Mさんから夜中に電話がかかってくるようになったんです。

お店は2時まででしたが暇な日は早くあがっていたので、まだMさんがいるのに「あがっていいよ」と言われ、「あーまだいたいのにー」と思いながらも「お先に失礼します」とMさんにあいさつをして帰ることがありました。

帰って寝ようと布団に入る頃にMさんからの着信。

「もしもしたじさん?もう寝てましたか?安眠妨害です!」

え?なになに?安眠妨害?

「今帰ってるとこなんですけど、もう寝てるかなーと思って」

特に用事はない電話で、何を話したかも覚えてないんですけど、「安眠妨害」と称してそれからも何度も夜中に電話がかかってくるようになりました。

「寝てましたかー?安眠妨害でーす!」

これは・・・この感じは、もしや私のこと?

私は「声フェチ」なところがあるんですけど、電話越しに聞くMさんの声がなんとも私の好みで。

聞いていて心地いいんですよね。

それも気持ちが加速する原因になっていたかな?

夜中にかかってくる電話に、期待と「なんで電話してくるの?」という疑問とでモヤモヤしていたので、ある時「なんで電話してくるんですか!?」と聞いちゃったんです。

「ただのお客さんとして思えなくなってきてるので、困るんです!」

「・・・もしかして、たじさん、僕のこと好きですか?」

「・・・!」

プツッ、ツーツーツー

この会話の時にMさんのケータイの充電がなくなって電話が切れたんですよ!

時代はガラケー。

私は「もー!!!!」と布団にバタバタしてました。

しかもその後Mさんから連絡は来ず。

充電したらかけてくると思いますよね!?

ずっとケータイを握りしめて待ってましたよ!

待って待って、連絡がきたのは次の日の夜でした。

1回会って話そうということになり、スタッフとお客さんとしてではなく、男と女として初めての、Mさんと出会い方をしました。

お店に入って正面から、

「僕、たじさんのこと好きですよ」

と言われました。

しかしまだこの時Mさんには彼女がいたので「付き合うのは待ってほしい」とのことでした。

(もう別れる気ではいたらしい)

その日、家まで送ってくれたけどなんとなくまだ帰りたくなくて、近くの公園のベンチに座り手だけつなぎました。

(後で聞くと、この時旦那はキスしたかったらしい)

とりあえずマスターには「好きな人ができました」とだけ報告することに。

「Mさん?」

バレてたのね…

数日後、Mさんから「彼女と別れてきた」とメールが届き、晴れて私たちは付き合うことになりました。

Mさんはとってもマジメな人だったので、私と付き合うようになったことをマスターにわざわざ話をしに行ってくれました。

マスターからの条件は、

他のお客さんにバレないこと

たじちゃんを泣かせないこと

付き合うようにはなったものの…

Mさんと付き合うようにはなったものの、私はバーテンダーと昼の仕事をかけもちしており、Mさんも休みは週1日だったので、なかなか時間が合いませんでした。

しかもバーテンダーという仕事柄、世間が休みの時に働いています。

それまではまったく気にしていなかった夏祭り、クリスマスなどのイベント時には働いていたので、カップルらしい出会い方はあまりできませんでした。

マジメな私たちは、マスターの「バーの他のお客さんにバレないこと」を忠実に守り、デートをする時は離れて歩く、電車に乗る時は別々の車両に乗る、などバレないように徹底した出会い方をしていました。

バイト先のバーがあるエリアから遠く離れた所に行く時は堂々と並んで歩けたので、会うのは1人暮らしをしていた私の部屋か遠い場所、と場所を選んで会っていました。

Mさんは私と付き合うようになっても普通にお店に飲みに来ていたので、お店では1人のお客さんとして接していました。

マスターは私たちのことを知っているので、ニヤニヤしていましたねw

困ったのはMさんの隣りに座った男性が「たじさんて僕が誘ったらアフターとか行けるの?」とキャバクラと勘違いした誘いをしてきた時。

目の前に彼氏がいる状態で他の男性に誘われているので「やめてくれー!」と心の中で叫んでました。

後で聞いたらMさんはまったくなんとも思ってませんでしたが。それはそれで、ちょっと傷つく…

別れてたら終わってたよね

お店の常連さんとバイトとしての出会い方で付き合うようになったMさんと私ですが、その後結婚して今に至ります。

細かいことはいろいろありながらも、関係が続いて結婚できて本当によかったと思っています。

もし別れていたら、Mさんがお店に来なくなるか、私がバイトを辞めるかになっていたはずです。

Mさんは他の常連さんとも仲良くなっていたので、急にお店に行かなくなると常連さんとの関係が終わるし、別れたのにお客さんとして普通に接することができたか、今考えても自信はありません。

何度もケンカはしましたが、別れずに結婚できてよかったと思います。

あの頃の淡い2人ではなくなったけど

並んだボトル

スタッフとお客さんとしての出会い方から結婚して14年、子どもが2人できて付き合いだしたあの頃の淡い2人ではなくなってしまいました。

今では旦那の髪の毛はなくなっているので、金髪のあの頃の旦那に出会いたいな(笑)

トキメキ?はて?

って感じですが、ここまで一緒に過ごしてきたことによって信頼度は増していますし、同じような価値観になってきています。

私にとって一番の理解者だと思っています。

私がいい嫁になれているかはわからないけど、旦那のことを大好きだし愛してるし頼りにしてるしこれから先もずっと一緒にいてほしいです。

(本人には言わないけどね)

日々当たり前になっている旦那との生活に「私たちこんな出会い方だったよね」と思い出すために書きました。

バイト先のバーでスタッフとお客さんとしての出会い方をした私と旦那の話でした。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

ちなみに最近の旦那は酔っ払ってこんなことをしでかしてます。許せない!

【まるで別人】旦那が酔うとめんどくさい!警察を呼ぼうかと思うぐらい酔っ払った話